2011-11-11

Cassina IXCへいってきた


この間の11/6の日曜日、いつもの朝のスタジオ帰りに Cassina IXC へ行ってきた。

ひょんなことからお知り合いになった方が中の方で、最近会わないなと思っていたら、丁度その日曜までやっていた展示のイベントの企画や準備で多忙だったと。
実はCassina自体は、コルビュジエのソファのオリジナルを出しているということすら知らなかったのだけど、その方がそんなに精魂込めたイベントなら見に行きたい、ということで最終日、間に合ったので行ってきた。

「シャルロット・ペリアン」展



女性の方。いい写真。
他にも写真があって、かわいらしい人だった。

実はコルビュジエのあの有名なソファなど、この人が担当したようです。




そして日本とも実は関わりが深いようで、商工省から工芸品の指導の為に招かれたりしたそうです。

シャルロット・ペリアンと日本(PDF)

そして上記PDFを見て驚き。
何と彼女は来日の際に岡倉天心の『茶の本』を片手にいらしたとか。
「アジアは一つ」どころか、芸術の心はつながっているということだ。
個人的にこういう風に自分の興味と興味が縁でつながることに非常に面白みを感じる。



いつかSunbornのオフィスを持ったらこれを導入したい。





この展示中は実は屋内に本物の植物が同居してて、これは「東 信」という方のインスタレーションとのこと。
芝も全部本物だった。
上の写真の巨大苔玉みたいなやつ、すげーかわいくない?



個人的につぼったソファ。


すみません。


この日は1F~3Fまで展示仕様になっていたようで、そのお知り合いの方直々にみっちり案内して貰い、シンプルさの裏側にある非常に細やかな職人の業に触れ、そのモノづくりの上にあるデザインのセンスに触れ、ただ値段が高いとか闇雲に高級な素材を使うとかそういうものとは真逆と知り、イメージが覆った。

最近僕は一生付き合えるかということばっかり考えてしまうのだけど、それは勿論人だけではなくてモノもそうで、そう考えると値札というのはあまり意味なくて、人生でそれを割った時の単価が大事になってきて、つまり消費というより投資的な感覚。
服なんかもそう。

いよいよ楽しくなって来たんじゃないでしょうか。
年をとるほど遊びます。

外岩の記録 2011/11/3

〈2011/10/10〉 湯河原幕岩 YUGAWARA-MAKUIWA

この間も来た湯河原。
この日は大所帯で車2台。
だけどあまり他のクライマーがいなかったのもあってゆっくり楽しめた。


初の湯河原ボルダー。
ロープをやる前にアップついでに梅林ボルダーへ。
写真の真ん中、木の奥にあるのがそれ。
登ったのは「ガンバレ西村君」5Q or 10b。2便。
他の課題は触らなかったけどかっこいい1Q課題あり。
次回。




スラブ。
ここはシチュエーションがすごい。
何かの儀式でも行われていたのではと思うくらい”場所”としての存在感あり。
なんかよく出来てる。
それでここのスラブ、ちょっと課題がどれかわからなってしまって、よく分からないままマスターOS。トップロープをかける。
多分10.aの課題。のはず。
とすると、「鶴轡」?
確認次回。





そしてこの日のお目当て「ワンダーマリア」11b。
前回仲間のムーブを見ていたので下部はなんとかなるはず。
下部が何とかなればいけるはず。
ということでマスターFPトライ。
残念。
思ってた以上に下部を超えた最初のスローパーのようなポッケのような場所が悪い。
下部に時間がかかってしまうとよれて持てない。
少し休憩し、再トライでゲット。
マスターRP2撃。
ありがとう。





そしてドンと。
ロープにみんな満足したのとやっぱりみんなボルダラーなので、ボルダーへ。
河原の方にあるやつ。
着くと、驚くくらい居座っているこいつがいた。



準備したり触ってみたり、別角度で撮ってみたり。
このボルダーをぐるっと回って3Q、とかあっておもしろい岩。
ちなみにぐるっと回って3Qはスタートを間違え、間違えたけどそのきついスタートが発展して2Qくらいの面白いランジ課題が出来たり、最後の最後で暗くなるまで遊んでしまった。





そしてこの日は大事な出会いが。
僕らが朝駐車場に着くと、自由に持って行っての張り紙と共にクライミングギアが。
それも往年の歴史が刻まれた、ド渋の本気ギア。
持ち主のおじいさんが近くにいて、
「もう登る仲間がいねえんだ」
一つのゴールを見せて頂きました。
俺も大往生してやろうじゃねえか。