2011-09-26

外岩の記録 2011/9/24

〈2011/9/24〉 甲府幕岩 KOFU-MAKUIWA



山梨県は甲府幕岩。
凝灰岩。
写真はこの幕岩で一番美しいと言われているというルート、「スモーキーマウンテン」12c。
わかりにくいけど、木陰を抜けた上部を含めた長いルートでかっこいいフェイスのルート。
岩も少し赤茶けていて外国の岩みたいな色をしている。

場所までの車のルートがこの日はちょっと特殊で、普段みんなが行く道が工事中でふさがっているとのことで、非常にローカルな道を進み辿り着いた。
台風15号の影響か、色々な所で凄い勢いで水が流れてた。
結構細い道を通ったけど、これが大きい車だったら厳しかったかもしれない。
特に途中から舗装されていない道を登った時には、道が水に削られた後が深く入っていて、がっくんがっくんいわせながら駐車スペースまで行った。
でもこの日の岩のコンディションは非常に良く、そのせいもあると思うが、フリクションの良い登りやすい岩だったという印象。
全体的にはどのルートも細かい感じだった。





これは最初にアップでやった「森の唄」10a。
無事にOS出来たが、最初だからかもしれないが、外岩の厳しさを実感した。
色々迷ってちょっと時間がかかった。




俺がいま見ても違いがよくわからないくらいだから、知らないで見ている人は上の写真と何が違うかわからないかもしれない。
これは、森の散歩道というエリアにある、「GATE」10b/c。
途中核心ぽい所はアンダー使ってぐいっと行ったら特に問題も無くOS。



















しかしここで面白かったのはこの写真の通り、ルートが赤ペン先生されてるってところ。
結構広範囲にちゃんとルートが書いてある。
こんなのは初めての経験だった。


そしてそこらで一度お昼寝。
山の昼寝は本当に最高。
しかしそろそろ肌寒くなってきた。
Tシャツにシャツにウインドブレーカーくらいで、寝るとちょっと寒く感じる、という感じだった。
これからはどんどん温度下がるでしょう。




























山椒大国 メルヘンランド 「トカゲ北上中」11b/c。
難しかった。宿題。
カンテと足と両方あまり良くなくて上手いムーブが見つけられなかった。





次にやってみようと思ったのがこれ、「森であそぼう」10b/c。
でももう同グレードは一個OS出来ているしでまた今度。





そしてこれ、「パストラル」12a。
同行者がトライしていて、下部が結構ボルダーチックだったのもあり、触ってみることに。
2ピン目手前まではすっと行けたけど、そこらへんからは中々どうして。
でも初めて12触って何か行けそう的な手応えを感じた。
焦らず行くけど、これは自分に乞うご期待。





これは「パストラル」から左を見るとある、自然の結果。
どっちがすごい?
とりあえず木に拍手を送っておく。


それでこの日は最後にまたメルヘンランドに戻って「サイコモーター」11a。
久しぶり。
やっと来ました11aOS。
しかもマスターOS。
スタートで手間取ったのと、最後の最後で手間取ったというのがあったけど、何にせよ登れたのでうれしい。

コツコツ上げていく。.

2011-09-22

本日9月21日をもって起業した。株式会社Sunborn。おれは生きている。

(日付的には22日だけど)

器をね、はっきりさせたかった。
そうするに当たって、最も良い手段だったのです。
だから居ても立ってもいられなくなって、立ち上げました。

正式名称: 株式会社Sunborn (Sunborn Inc.)
URL; sunborn.co.jp ※ドメインをたった今取得したばかりで現在サイトもメールもなし

やりたいことは、
「サービス×システム」

業務のアウトソーシング(サービス)と、クラウドサービス(システム)を組み合わせた提供。
この組み合わせは効率化のインセンティブが高いから、効率化が格段に進められるのです。
且つ、どちらの比重もニーズに合わせてバランスを変えて、いろんな付加価値を付けていきます。

『Sunborn Sales Suite(さんぼーん・せーるす・すいーつ)』というサービス名で、「名刺取込、VoIP、CRM/CTI、SFA、日報、BI、DM、セミナー管理、簡易販売管理」これらをキーワードにしたクラウドサービスを開発します。

他、取り組むことは以下。
  • スマートデバイスに向けたアプリ、コンテンツの企画・制作・運用
  • WEBシステムの企画・制作・運用
  • WEBサイトの企画・制作・運用
  • 技術者の紹介・派遣
  • プロモーション支援
  • Google Apps導入支援
など。

前職はアクロネットという会社で、アルバイトからだからかれこれ8年近く在籍していました(そしてこれからも今まで以上に価値提供していきます)。
アクロネットは面白い立ち位置の会社で、IT企業なのにこの会社自体は完全営業会社。
事業としては経営支援と営業支援を中心にして、100%含む資本を入れて、特色あるソフトハウスを抱えてグループを形成して、グループ全体としてはSIer的なことをやっている。
支援事業は、経営や営業の機能をまとめてやっているノウハウを元に、グループ外の企業に提供している。
独自のネットワークでIT企業6000社以上のつながりがあるので、そういうコネクションを活かしてどんどん提案が可能。

僕はその中で、最初は営業支援事業のテレアポのバイトで参加していた。
長くやっている中で責任あるポジションを取らせてもらいつつ、何百というIT製品やサービスをレビューしたり実際に取り扱ったりしてきた。
そういう経験を活かして、自分でサービスを作っていきたいと思っている。
(ちなみに新規開拓したかったらいくらでもご相談ください。
ホントはそれが一番強みかも。)


僕は高校に上がる少し前くらいからずっと音楽をやってきて、20歳を過ぎた頃にリトルハンセンが生まれた事がきっかけで音楽に目覚めて、今までそれが生活の中心で、他は二の次でした。

でも僕の音楽の入り口はロックで、つまりアメリカ。
やればやるほどどういう土俵でやればよいのかわからなくなる、そして今もわからない、偉大な音楽。
積み重ねることが出来ない世界を感じていました。
簡単に言えば、どんだけ上手くそれっぽく演奏してみたところで、黒人の渋いおっさんがストンプしながらブルースしたら、説得力で敵いようがない感じ。
だから逆に日本語にこだわったし、そっちのルールとかには則らないようにと思っていた。
大体そういうことで何となくクラプトンが好きと言う人とは仲良くなれないと勝手に思っていた。
THA BLUE HERBにはまって、今も好きなのも多分そういうわけです。

今は色々ふっきれていて、だからこそずっと続けられる確信を持っている。
あれをやるからこれは辞めます、という人生にはしたくない。
今後のイメージとしては、坂本の九ちゃんとカエターノ・ヴェローゾが同性愛しているみたいな音楽をやりたいとか漠然と思っている。

そう、漠然としているものです音楽は。
厳密そうに言語化することも出来るだろうけど、でもやっぱり言語化出来ると思っていること自体も不遜だし、実際にそれは出来ないと思う。だって音楽は時間の積み重ねだから。
時間の積み重ねは再生出来ないからね。

遠回り遠回りでやってきているけど、自分としては楽観視していて、音楽にはとても希望を感じています。

だけどその漠然とした、いつもモヤモヤしているだけでなくて、次に進みたかった。

それが今回の起業なのです。
そして立ち上げた途端、行きなり人生が変わった。
どうしようもなく器があらわれた。
出来ること、出来無いこと。
周りの人の存在、自分の責任感。
兎に角全部があらわれたのです。

あーすっきりした。

もう愚痴を言う必要も無いし、変な期待をして待つことも無い。
いけるものはいけるし、ダメなものはダメ。
そして仕事と遊びに全く境目が無くなる。

これです。

そういう意味で、起業した途端に一部行きなり理想に辿りつけたのがそこ。
仕事、という風に分けてしまったらそれは何かの為でしかないけど、僕はただ自分の人生を生きたいんです。
確かに一面とってもリスキーな選択をしたとも思うけど、でもモヤモヤが無いだけでそれで十分。

これからは表現も仕事も遊びも何もない。
全力で生きるだけ。

どうぞ応援よろしくお願いいたします。






2011-09-19

外岩の記録 9/18

〈2011/8/15〉 小川山 OGAWA-YAMA

前回のロープから一転してこの日はボルダー。

この週末の天気予報自体が悪く、しかも前日は雨で、笠間にしようかどうしようか、という話をしてる中、天気予報の降水確率が20%へと変化し、奇跡の決行と相成った。
5:13の始発に乗って5:20に二子玉で拾ってもらい、いざ。

9時頃到着。
今回は3組、車3台。
先着組情報で、くじら岩などはポッケに水がたまっててダメとのこと。
その上のスパイヤー岩でスラブをやっているとのことで向かう。

アプローチ失敗。
今まで人に連れていかれてばかりで何となく駐車場から直上したら、着かない。。
結局トポを見直し人に聞きながら1時間。
しびれをきらした仲間から着電。
登山道へ迎えに来てもらってしまった。。
結果的にすごい近くをウロウロしていた模様。
またひとつ学びを得ました。

仲間は既に「レフトスパイヤー 1級」を落としていて、自分も続けと着くやいなや取り付く。

一手目のポッケへの指の突っ込みは指を俵にして人差し指と薬指を突っ込み薬指に小さい結晶を引っ掛けることや、足の置き場の良いところ(自分にとって)を見つけた頃に時既に遅し、宿題として移動することにした。
思ったことは、着いて行きなり1級とかやるのはやめよう。

その頃にはちょっとずつくじら岩の状態も良くなっていたようで、裏側に回り「グロバッツ・スラブ 初段」。
上のアンダーポッケみたいなのが触れず終了。

次はまた上に上がり直して「シャーク 1級」。
自分の場合一手のランジ課題。
左手がガストンのカチで、何回か飛んでたら指に穴が空き流血。
テーピングして再トライ。
リップは触れるも腰が離れ止まらず。
修行が足りません。

次に移動したのは犬岩。
本当に横から見たスヌーピーみたいな犬のような岩。
口元が少し上がっていてニヒルな感じ。
そこにある「虹の入江 初段」をトライ。
しに移動したんだけども、この日は全然調子が上がらないので、その下にある涙岩へ。

「ホワイトティアーズ 4級」。
落とせず。。
この日全体的な話でもあるけど、雨の後ということか、ぬめりが厳しかった。
石灰岩的な滑らかさでフリクションが効かない感じ。
実際居合わせたクライマーで「虹の入江」やってたような人も登れず。
流石に4級は落としておかないとと思って頑張ったが、マッチがどうしてもはまらず、先に上の薄ポッケを触ったら触ったで右手が送れず、終了。
でもこの課題は面白かった。
とても良い課題。
しかしこの日はここまでで一度も岩の上に立っていない驚愕の事実。

ということで、犬岩へ行って「YMルーフ 3級」。
これはヒール掛替えなんかもあり、おもしろ課題。
仲間も一撃していて、自分も得意そうだったので余裕こいて取り付いたら、最後のマントルみたいなのが返せず。
3トライかかる、無念。
人のムーブを見て固定観念を持ったのが敗因。

この日全体、岩のコンディションのせいにしたいところも多々あれど、結論からいえば、まだまだってところ。
ちょっと柔軟の必要性を感じてしまった。
特にバランシーな課題で頼りになる、股の蛙開き。
楽しみが増えた。

帰りはお約束?の「ふじもと」で焼肉。
やっぱり激うまい。
定食+アルファで仕上がった。
あの広い店内が満員状態だったけど、多分全員クライマー。
加えてうちらパーティだけで15名。
素晴らしきかなクライミング。

追伸
連休中日の渋滞はすんごいね。
この10何年、ここまであからさまな渋滞は体験無し。
21時前に出て、家についたの2時半くらい。
途中かまほり事故が2、3発生してた。
日本中、お疲れ様でした。