2011-06-12
どんより曇った日曜日に、映画『ラルジャン』( ロベール・ブレッソン監督)を見る
昨日は遅くまで飲んでしまい、電車も無い深夜2時頃、仕方なく経堂から、歩いて都立大学の自宅まで、1時間くらいかけて帰った。
それもあって、今日は昼過ぎに起きた。
天気もどんよりしていて少し雨がぱらついているしで、何か活動的にもなれなかったので、先日人から貰ったStrange Notesのスケートビデオを見ながら朝御飯を食べた後は、新調したKROOKEDのゴンズモデルのデッキにトラックを履かせ、ベアリングにオイルを差したりした。
手についた機械油のしつこい汚れをお湯で落とし、コーヒーを落としてスコーンを抱えてソファに座り、映画を観る。
『ラルジャン』
僕は文明に前向きだ、テクノロジーというものに。
お金に関してもそう。
便利なものはやはり便利で、便利が殺したものより生かしたものの方が多いからこそ、今こうやって生きていて、発言出来ていると思っている。
だから後戻りしようという考え方には不賛成で、むしろ幸福までの帰り道を急いだらいいと思う、事故に気をつけながら。
最終的に自然に還れるのはその道しかないと思う。
人間が自分一人だったら、今直ぐにでも森の中で生きることを始められるけど、人は一人では生きられなくて、そして現時点でもその自由があるように、他の人にもそれを選ばない自由があるから。
今というのは恐らく昔に比べたら恐ろしく透明な世界で、これからますますそれは加速する。
これははっきりと本当は見たくなかった自分の無能さを浮き彫りにしてくれる。
だからそれを見ちゃった人から勉強を始めればいいと思う。
教育の現場から底上げするというのは多分無理で、じゃあ自主性をどう引き出すかといういったら、鏡を渡すしかなくて、今はITがそれを実現し始めていると思うし、僕もその世界に足をつっこんでいるからこそ、その帰り道をよいものに出来るような活動をしたいと思う。
ということで、とんでもない映画だった。
何か断言された気分。
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